今日(23日)の北海道は、各地で風が強まり、札幌にも夕方にかけて暴風雪警報が発表されました。
午後6時までに道内で最も風が強まったのは日高地方のえりも岬で、最大瞬間風速37.5メートルを観測。札幌でも昼過ぎに最大瞬間風速28.9メートルを記録し、2月としては史上3番目に強い風となりました。
午後6時時点で7地点が2月1位の暴風
今日の北海道付近は、千島近海で低気圧が発達した影響で冬型の気圧配置が強まり、猛ふぶきや暴風となった所がありました。
午後6時の時点で、最大瞬間風速は胆振地方の登別(21.2メートル)や、根室地方の根室市厚床(21.4メートル)、渡島地方の森(25.4メートル)など、道内7地点で2月としての記録を更新しています。
札幌でも昼過ぎに最大瞬間風速は28.9メートルを観測し、2015年2月15日の記録と並んで、2月の統計史上3位の暴風となりました。
また、暴風警報が一時発表された胆振地方の室蘭でも、最大瞬間風速は2月の5位となる29.6メートルとなり、2月としては19年ぶりの暴風となりました。
明日には風が弱まる
明日(24日)には、北海道付近の冬型の気圧配置は次第に緩む見込みです。
そのため、各地とも今日に比べて風は弱まります。道東を中心に広い範囲で晴れ間もあり、3連休の最終日は、まずまず穏やかな天気となりそうです。
しかし、道南を中心に日中は広くプラスの気温となるため、路面状態は変わりやすく、なだれや落雪の事故も起こりやすくなります。
平年に比べれば雪の少ない地域は多いですが、雪解けに伴う事故には十分に注意してください。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇
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